久米小百合さんとの対談:バイブルカフェへようこそ!

わたしの妹、花嫁は、閉ざされた園。
閉ざされた園、封じられた泉。
ほとりには、みごとな実を結ぶざくろの森
ナルドやコフェルの花房
ナルドやサフラン、菖蒲やシナモン
乳香の木、ミルラやアロエ
さまざまな、すばらしい香り草。
旧約聖書 雅歌 4章12~14節
吉田:ラジオの前の皆様、おはようございます。今月前半は、教会音楽家の久米小百合さんをゲストにお迎えして、お話をお伺いしています。久米さんおはようございます。
久米:おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。
吉田:よろしくお願いいたします。さて、先週はシンガーソングライターの久保田早紀さんが、教会音楽家久米小百合さんになられるまでのお話をお伺いいたしましたけれども、久米さんは現在、教会音楽家として教会を中心としたコンサート活動ももちろん行っていらっしゃるわけですけれども、それだけではなくて、「バイブルカフェ」という集会も企画していらっしゃいますよね。その「バイブルカフェ」ってどういう集会なのか、どんなふうに始まったのかということなど、少しお話をお伺いできますでしょうか。
久米:わかりました。そうですね、クリスチャンじゃない方にとりましては聖書ってとっつきにくい本じゃないかと思いますけれども、でも私も伝道者ですので、何とか一人でも沢山の方々に聖書を読んでいただきたいと願っていまして、どうすれば聖書に興味を持っていただけるだろう、特にキリスト教に興味のない方々にも聖書を読んでいただくためにはどうすればいいだろうということを考えていた時に、このバイブルカフェのアイデアが与えられたのです。最初のきっかけは、息子が幼稚園のときに、キリスト教系の幼稚園だったのですけれども、園長先生から保護者礼拝で何かお話をしてくださいと頼まれたんですね。そのときに、キリスト教とはあまり縁のないお母様方が多い中でにいきなり聖書のメッセージをしてもとっつきにくいのではないかということになりまして、聖書の中に出てくる美味しい物とか、ハーブやアロマとか、そういうみなさんが興味を持っておられることが聖書の中にも出てきますよ、というお話をさせていただいたのです。するとそのお話が大変好評で、「またお話ししてください。」ということになりまして、そこからお茶やお菓子をいただきながら、いろんな角度から聖書の世界をご紹介する「バイブルカフェ」が誕生したというわけです。
吉田:なるほど。そうですね、聖書にはパンやワインやチーズなどいろんな食べ物が出てきますし、「乳香」などアロマに関係ある物も出てきますよね。
久米:そうなんです。
吉田:そんなバイブルカフェを神戸でも、私どもの神戸長田教会で開催していただいているわけですけれども、だいたい毎年春と秋の2回開催していただいて、もう16回目になりますね。
久米:そうですね、早いですね。あっという間の16回でした。
吉田:初めは聖書の中のおいしいものとか、聖書に出てくるアロマとか、そういうお話もしていただきましたけれども、ここ数年はずっと美術特集ということで、小百合さんに旅の中で訪れた美術館のお話をしていただいたり、わたくしが絵画作品の解説をさせていただいたりいたしまして、すっかり『アートバイブルカフェ』という感じになってきましたね。もうずいぶんいろんな画家を取り上げましたよね。
久米:そうですね、ゴッホとか、レンブラントとか、ルオーとか、ミケランジェロとか沢山の作品を皆さんと一緒に見てきましたよね。やはり西洋絵画はキリスト教の影響が大きくて、美術館を巡りましても聖書に関係する作品が圧倒的に多いですから、聖書がわかればずいぶん美術作品の理解も深まってツボにはまるということがわかりました。
吉田:そんな神戸バイブルカフェも来年の秋で10周年ですよね!10周年記念に何かしましょうか?
久米:そうですね!素敵なことをしたいですね!
吉田:さて、今日も最後に久米さんの最新アルバム「天使のパン」から1曲お届けしたいと思います。今日は「イエスはそばに」という曲をお届けいたします。久米さん最後に、この曲について一言、お願いいたします。
久米:はい。教会の中で聖歌隊とか皆さんで歌っていただけたらいいなと思って作りました。英語と韓国語のバージョンもありますので、是非聞いてみてください。
吉田:ありがとうございます。久米さん2回にわたって本当にありがとうございました。
久米:こちらこそありがとうございました。
吉田:では久米小百合さんの「イエスはそばに」をお聞き下さい。